何らかの質問を受けたとき、質問に対し答えが見つからない、または質問の真意がつかめないことはよくあります。(例をあげれば枚挙にいとまがありませんが、、、たとえば、JavaScriptは何ができますか?とか、このシステムにはバグがありませんか?など・・・) これは単に知識不足の問題ではなく、質問の意図が明確でない場合もあるのです。本記事では、「質問する能力」がいかに重要か、科学的観点から解き明かします。研究によれば、適切な質問は理解を深め、創造性を刺激することが明らかです。つまり良い質問は、まるで宇宙を旅する宇宙飛行士のように、我々を新たな発見へと導いてくれるのです。
「自分が何を知らないか」を知る
「メタ認知」という言葉を聞いたことがありますか?これは、自身の知識や思考過程を理解する能力のことです。メタ認知の研究によると、学習において「自分が何を知らないか」を知ることの重要性が強調されています。この自己認識を促進するためには、「自分が何を理解していないのか」と自問することが効果的だと言われています。
「方法(How)」より「理由(Why)」
教育心理学の研究は、単に「方法」を尋ねるのではなく、「なぜ(Why)」と問うことが深い理解に繋がると指摘しています。このアプローチは、長期記憶の形成と理解の深化を助けます。例えば、数学の問題では、公式の適用方法だけでなく、なぜその公式が成り立つのかを理解することが重要なのです。なぜならば、公式の適用方法を暗記するだけでは、応用問題に取り組む際に苦労することになります。しかし、なぜその公式が成り立つのかを理解していれば、応用問題にも柔軟に対応することができます。
戦略的思考:戦術よりも先に
問題解決において戦略的思考は不可欠です。心理学の研究によると、具体的なタスク(戦術)に取り組む前に、大きな目標や目的を考慮することが、効率的かつ効果的な学習につながります。質問をする際も、単に答えを得るためだけでなく、その知識が自分の目標や理解にどのように貢献するかを考えることが肝心なのです。
質問のコツとは
以上の点から、質問する能力は科学的にも重要なスキルであることがわかります。質問は、単に「知識」を増やすだけでなく、「知恵」として将来の未知の問題に応用し解決するための基盤を築きます。この観点から、質問をする前に、以下の3つの点を自問することがコツとなります。
- 何を知りたいのか?
- なぜそれを知りたいのか?
- それを知ることでどうしたいのか?
と、ここまで書いてきて、最後にちゃぶ台返し・・・のようになってしまいますが、子供の頃のように「なんで?」「どうして?」と意味などなく、自らの知的好奇心を満たすための質問を否定するつもりは全くありません。というか、個人的にはこっちのタイプの質問のほうが好きかも。。。
自分の中から湧き出てくる質問たちとバランスよく付き合っていく、、、結局はこれに尽きるのかもしれません。
この記事が皆さんの質問力向上の一助となれば幸いです。